SAP Basisキャリアのリスク

こんばんは、カズヤんです。

 

今日は、ITコンサル専門のリクルーターと話す機会があって、ふと思ったのですが、SAP Basisを業務としてやることについてメリットをたくさん書いてきましたが、デメリットというかリスクもそれなりにあるのではと思ったのでシェアしてみようと思います。

 

1つ目は、クラウドの脅威です。

今って、インフラ環境を構築する時はほとんどをAWSやAzureなどのクラウド環境に構築しますよね?

最近では、両社がSAP と歩み寄っていることもあり、今後はこのインフラ部分プラス、Basis環境が整備されたパッケージ製品も出るのではないのか?

とふと思いました。

そもそも、SAP NetWeaverはOS上にて稼働するミドルウェアであり、SAPアプリが稼働する専用のアプリケーションサーバ(インスタンス)を提供しているもので、スレスレのところで統合を免れてきた経緯があります。

 

まだリリースされてこそはいませんが、技術的には十分可能だと思います。時間の問題ですね。

 

2つ目は、AIの普及です。

多くのIT企業では、独自のAIを構築し、画一的な作業を自動化しますよね。

Basis運用に関しても、定型業務はこの流れで人を雇うインセンティブがなくなると思います。

 

2つ紹介しましたが、Basis運用業務のみの経験では、対応できないと思います。

 

解決策としては、

運用のみだけでなく、構築経験もあるエンジニアを目指すこと。

クラウドの知識をつけて、SAP Basisのインフラ寄りのアーキテクトになるってところだと言うことです。

 

2025年のR3サポート期間までで、クラウド移行、S/4 HANA移行が増加するため、その波が過ぎた後には、構築メインのアーキテクトでありたいですね。

 

ハリウッドでターミネーターが上映された時代から言われていますが、マシンに使われる時代ではなく、マシンを使う(作る)存在であり続けたいと思いました。またモチベ上がりました。

 

今日はここで失礼します。

ではまた!

3週間でOracle Bronze DBAを取得する(アーカイブモード)

こんばんは、カズヤんです。

 

今日も、相変わらずOracle Master DBAについて書きます。

昨日に引き続き、データベースのバックアップについて学んでいます。

Oracleのバックアップで欠かせないアーカイブログモードを集中的に取り組んでいますが、なかなか理解できなかったのでググったらたくさん良いサイトがあるものですね。

 

今更ですが、私がOracleの仕組みを説明するよりももっとプロフェッショナルな方の説明を見た方が早いっす。ということで下記のブログです。

sql-oracle.com

 

アーカイブログモードを理解する前に、REDOログについて理解をする必要があります。

REDOログは、Oracleの更新履歴が書き込まれるログファイルですが、どのトランザクションにもSQLは入っているわけで、ログファイル内のデータってどんどんどんどん溜まっていくわけですよwww

溜まって溜まって満タンになったらどんどん上書きされていくわけですが、もし更新履歴をとっておきたいという場合に、別の場所に退避するころができます。この退避したREDOログのことをアーカイブログと言います。

 

このアーカイブログとしてREDOログを退避する機能のことをアーカイブログモード(ARCHIVELOG)と言います。一方で、退避せず、満タンになったREDOログを上書きさせる場合は、ノ-アーカイブログモード(NOARCHIVELOG)と言います。

 

基本的に運用の現場では、アーカイブログモードでの運用となりますが、もちろんいつでも変更は可能です。

 

ノンアーカイブログモードから、アーカイブモードに変更する時には、

「ALTER」コマンドにて、

 ALTER DATABASE ARCHIVELOG;

にて変更可能だそうです。

 

ちなみに、SAPにおいては、BRTOOLSというSAP専用のOracleのモードがあります。

SAPでは、このBRTOOLSのBRARCHIVE機能によりオフラインでのREDOログのアーカイブができるようです。

 

では、今日はここまでで失礼します!!

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3週間でOracle Bronze DBAを取得する(バックアップ種類)

こんばんは、カズヤんです。

 

SAPシステムに関しては、AWS環境構築の検討をしていることもあり、一旦やめて今週はOracleの学習に時間を使いたいと思います。

最近、SAPコンサルの学習をはじめた矢先ですが、上司からOracle DBAの取得を指示されていたことを忘れており、今日から12/23(土)まで集中的に学習することに決めました。同時並行の学習が多すぎてよくないですが、基本情報にもDB管理は少しでますし、SAPコンサルの方にもDBAの内容はもろ出るのでむしろ好意的に思っています。

 

現在のデータベース管理の知識:

SQLはわかるが、Oracleインスタンスやリスナーはあまりわからない。

もちろん、バックアップもわからない...

という状態です。 

 

本来なら、インスタンスやログファイルから学習するはずですが、運用業務にてよく話題になるバックアップについて今日は書かせてもらいます。今日は、まずバックアップのタイプから書いていきます。

 

■オフラインバックアップ

データベースがバックアップ開始前にシャットダウンされた状態で行われるバックアップです。データの整合性が取れる状態でバックアップされます。REDOログファイルがなくてもリストアができます。

REDOログは、Oracleのシステム変更情報が書かれるシステムログです。

 

■オンラインバックアップ

データベースがバックアップしている最中に、開いたままの状態を維持した状態で行われるバックアップです。データの整合性を保つために、REDOログファイル情報でリストアが行われます。オンラインバックアップ中はシステムのパフォーマンスがやや低下することがあるので、オフラインに比べるとややリスクのあるバックアップ手法です。

 

■完全バックアップ

データベースの全データのバックアップの作成をします。

完全バックアップでは、以下2種類があります。

   1、フルバックアップ

 → データベースの全データのバックアップ後に追加の情報が制御ファイルに書き込まれる

 2、全体バックアップ

 → 全データのバックアップがカタログなしに作成される

 

増分バックアップ

フルバックアップ作成後には、フルバックアップの実行行こうに変更されたデータのみのバックアップを作成できる。増分バックアップでは、前回のフルバックアップに基づくバックアップのみ実行可能。

 

■部分バックアップ

完全バックアップは、時間がかかるため、データベースの1部をバックアップすることも可能。ただし例として、1週間で実行した個々の部分バックアップを全て合わせた時に、データベース全体に対応していないといけないようです。

 

今回紹介したバックアップは以下の図になります ↓↓

     f:id:kazuyaengineer:20171205225541p:plain

色のセンスはご査証くださいww

完全バックアップの下の全体バックアップとフルバックアップの違いを抑えるのは、難しいですが、ここを理解してからでないとバックアップ戦略立てられないっぽいので頑張ります。

 

次回もOracleネタかましますので、どうぞよろしくです。

では、また明日!!

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Basis検証環境をAWSで構築したい(1)

こんばんは、カズヤんです。

最近、SAP Basisコンサルタントのキャリアに関して書きまくってるので、早くBasisのことを覚えたいと心から思うのですが、SAPシステムって会社でしか触れないので学習機会がほんと少ないんです。しかも、私の会社って外資なのに超絶ホワイトなので、残業したら怒られます。

 

自分専用のSAP検証環境欲しいなああってず〜と思っててネット徘徊してたら、最近面白いブログの記事を見つけました↓ 結構最近の記事です!!

abapwiki.com

SAP社が提供している、クラウドベースのNet Weaverの環境を開発者用で無料で提供されているようです。ただし、AWSがベースなので、AWSで基盤部分は自身で構築する必要があります。このブログの管理者の方も、AWSにて環境構築を試みたようですが、無料対象枠でないことを教えてくれています。

 

ちなみに、このAWSについてですが、50GB/月までの利用が10000円みたいな定額制でなく、使ったぶんだけ請求される従量課金制をとっているため、SAP NetWeaverがいくらでできるか全然わからないです。しかも、自分が使っていない時に、アカウント乗っ取られて高額請求された友人を聞きました。セキュリティ的にも怖いですね。

 

ただ、私のキャリアのためにもブログのためにもちょっとやってみたいですね。

個人的にクライアントコピーや移送ルート構築らへんのサーバサイド設定がかなり弱点になっているので、検証環境があったら毎日検証できますし。

 

レンタルサーバ向けのオンプレミスて今は利用できないっぽいんですよね。

 

インフラ詳しい方いらっしゃったら教えて欲しいです。

 

要件:

OS:UNIX

DB:Oracle (BR toolsが利用可能なため)

平日1日1時間程度 トランザクションコードを試したい。

休日1日6時間程度 クライアントコピーとか、ジョブスケジューリングとかやりたい。

 

期間:

2ヶ月間、検証に利用したい

 

予算:

3万/月

 

この辺でやってみたいです。正直これ作れたら知り合いのBasisの人たち呼んで勉強会主催したいと思ってます。SAPコンサルの勉強を捗らせるためにも実機で学びたいものですね。次回はもう少し、AWSについて調べてみるので、どれくらい費用がかかるのか見積もりをしてみるつもりです。

 

インフラをやっていて、AWSに詳しいかたがいらっしゃったら是非とも教えて欲しいです。コメントお待ちしています。では、今日はここまでで失礼します。

明日も頑張りましょう!!

 

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SAP認定コンサルタント資格について

こんばんは、カズヤんです。

 

今日は、SAP認定コンサルタント資格について書いていこうと思います。

本来、この資格の受験に関して、実務経験2年くらいで取得すべしと先輩から指示をもらっていたのですが、自身のメンターの方(別の人)には、SAPコンサルを意識した学習を心がけるようにとご指摘いただきました。

と言っても、SAPコンサルのことなんて正直1ミリも考えていなかったわけでSAP社HPから調べるところからスタートしました。

自分は、実務経験があれば、SAPの認定コンサルの資格は関係ないと勝手に思っていたのですが、SAPコンサル資格を持っている方が転職にはかなり有利だと現役コンサルから聞いたのでちょっと調べてみることにしました。

 

目次:

1、SAP認定コンサルタント資格とは?

2、SAP認定コンサル資格の種類

3、SAP認定コンサルの学習方法

 

1、SAP認定コンサルタント資格とは?

SAPコンサルとは、よく言いますが、SAP界隈では、SAP担当エンジニアのことをどういうわけか、あえてコンサルタントと呼称します。(これは、結構日本以外の海外では一般的なのですが。)

SAPに関しては、ドイツSAP社が認定資格制度として、SAPコンサルタント認定制度を導入しています。まあ、要するに「ベンダー資格」ですww

ただし、他のベンダー資格と違うのは、SAPコンサルタント資格に合格すると、SAP社が提供しているSユーザ登録が可能です、Sユーザ保有により、SAP社が提供するNoteやKBAにいつでもアクセスができ、SAPシステムの最新ナレッジを常にみることが可能になります。これ、結構でかいです。

さらに、この資格ですが、受験料が5万円ほどで、SAP社のトレーニング受講で100万程度かかります(実務経験で埋めることも可能なので安心ください)。

日本で、SAPコンサルタントとして、転職する際にはかなり評価が上がるそうなので、ROI(Return On Investment)はかなり高く、苦労して取る価値はあると言えます。ただ、勘違いして欲しくないのが、この資格がないとSAPコンサルができないと言うわけではありません。必要条件ではあるけど十分条件ではないと言うことに注意です。

 

2、SAP認定コンサル資格の種類

単に、SAPシステムといっても数多くの製品をリリースしているため、認定コンサルタントの資格もかなり多く存在します。

SAP社のHPから、現在取得可能な資格の一覧を確認できますが、今回は私の専門領域であるSAP Basis、つまり、SAP NetWeaver関連の資格についてみていきます。

現在、SAP NetWeaverの3つのバージョン(7.3、7.4、7.5)で認定資格がリリースされています。そこから、異なるデータベース製品毎に分かれる形になります。ただし、今後は7.5の最新の取得がメインとなるでしょう。7.5の認定資格は下記となります。

 

■ SAP Certified Technology Associate - System Administration (SAP HANA as a Database) with SAP NetWeaver 7.5

■ SAP Certified Technology Associate – System Administration (DB2 LUW) with SAP NetWeaver 7.5

■ SAP Certified Technology Associate – System Administration (SAP ASE) with SAP NetWeaver 7.5

■ SAP Certified Technology Associate – System Administration (SAP Max DB) with SAP NetWeaver 7.5

■ SAP Certified Technology Associate – System Administration (Oracle DB) with SAP NetWeaver 7.5

 

各資格の出題範囲はSAP社のHPにて確認可能です↓

C_TADM51_75 - SAP Certified Technology Associate – System Administration (Oracle DB) with SAP NetWeaver 7.5 | SAP Training

正直、Fioriとかあんまわからんすw

私の場合は、Oracle案件が多いため、Oracle管理の資格取得を検討していますが、HANA DBの登場により、実際にはHANA向けの管理者資格の取得となりそうです。

本当に、Oracle学んだ意味ですよねえ...まあ、ここはお金を出してくれるマネジメント層に相談ですww

 

参考サイト: 

SAP Basisコンサルタントとは!? 求められるスキルセットや業務内容を解説 | グランパスコンサルティング株式会社

 

3、SAP認定コンサルの学習方法

SAP認定コンサル資格の取得方法としては、SAP社の高額なトレーニングを受講するか、もしくは、実務経験の中で学んで行くしかないのが現状です。恐らく、SAPの導入など、SAP関連の事業を行なっている企業においては、企業内でSAPコンサル試験のナレッジを保持しているはずです。企業としても、100万かかるコンサルトレーニングを全員に受講させているはず金銭的な余裕がないのが現状です。

では、どうすれば良いのでしょうか?

■ SAP未経験で今後参入を検討の方

→(1) SAPのトレーニングの受講

 (2) 未経験採用を実施している企業にて実務経験を積む

■ SAP経験者で資格取得を検討の方

→(1) 所属している企業のナレッジを活用し資格取得を目指す

 

SAPコンサル取得の道があまりにも険しいので、実際には経験者のブログや動画を見てイメージを掴むことも可能です。以下では、私が実際に利用しているフリー素材をご紹介します。ただし、どちらの素材も日本語ではなく、英語によるものが主流です。

 

■テキスト素材

(1) SAP Basis Administration Handbook, NetWeaver Edition

以前の記事でも紹介しましたが、この本は高価ですが、Basisコンポーネントについてかなり詳細に書かれているため学習素材としては、完璧です。英語で書かれていますが、PDF版を使って、Google翻訳かけれな問題なしです。超オススメです。

SAP Basis Administration Handbook, NetWeaver Edition

SAP Basis Administration Handbook, NetWeaver Edition

 

 

■ブログ素材

(1) SAP Basis Tutorials 

本ブログは、SAP Basisの構築・運用業務に精通したインド人コンサルタントによるブログです。記事数が圧倒的ですww

Basisの基本的な機能から、トラブルシューティング、パフォーマンスチューニングなど、かなり幅広く、詳細に書かれているので、SAPコンサル受験にはうってつけの素材だと思っています。Basisに関してはブログがそこまで多くないので、彼のブログが世界で最も良い素材だと思います。英語の勉強にもなるので、オススメ度マックスです。

SAP Basis Tutorials

sapbasisdurgaprasad.blogspot.jp

 

(2) SAP Basisの窓

英語にアレルギーがあるという方には、下記のブログもオススメです。前述のブログと比較すると、SAPの中でも、あまり話題にならない機能やエラーの説明を書かれていて、とてもためになります。私の職場のエンジニアも全員このブログを知っていて、日本における認知度は一番だと思います。ぜひ、確認して見てください。

SAP Basis の窓

sapbasis.blog.fc2.com

 

Youtubeの素材

(1) SAP Masters 

この動画もインド人エンジニアの方のブログです。動画数がそこまで多くないのですが、ユーザ管理やクライアント管理といったSAP Basisにて大切な論点を実際の操作画面とともに紹介してくれているのでわかりやすいです。Basis初心者の方は、とにかくSAP GUIの画面になれることが大切です。ぜひ見て見てください。

SAP Masters - YouTube

www.youtube.com

 

4、最後に

 ここまで、SAP認定コンサルについて書きましたが、SAPに関わらず、システムは絶え間なく進化するので、資格取得後も知識をアップデートする必要があります。

前項でも紹介しましたが、SAPに関しては、現在、S/4 Hana向けの認定資格もあるため、私が受験するのもこれになるかもです(会社に指定されそう..)。S/4 Hanaに関しては、新しく、HANA DBが登場するのでこの辺のキャッチアップがきついっぽいです。

ただ、認定コンサルの威力は絶大のため取得モチベめっちゃ上がってます!!

同じ境遇の方、もしくは今後取得を目指される方頑張りましょう。

 

本件に関して気になることありましたら積極的なコメントをお待ちしています。

詳しい方いらっしゃたらナレッジ共有お願いします!!

 

では、今日はこれで失礼します!!

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SAP Basis管理者がよく使うUnixコマンド5選

こんばんは、カズヤんです。

今日は、SAP Basis管理者が利用するOSコマンドについて紹介します。

 

まず、SAP Basisでは、Unix系OSが利用されています。

Windows Serverを採用している企業もありますが、ほとんどはUnix系のOSだと認識してもらったほうがいいです。

もし、OSを学び始めた人などで、実際の本番業務でどのようなコマンドが使われているのか気にされると思いますが、大したコマンドを使っていないのでご安心ください。

私自身、インフラの研修でLiunxを学習して、かなりの劣等生で、小テストなんかは20人中、後ろから2番目くらいでしたww

 

しかし、実際に業務で使うコマンドは限られていて、一定のコマンドを覚えてしまえば、少なからずSAP Basisの運用業務では問題ありません。

※これらのコマンドは使用頻度は高いですが、全てではないことに注意してください。これ以外にもコマンドは使います。

 

Basis業務でよく使うUNIXコマンドベスト5はズバリ以下のコマンドです。

1、cd 

2、ls -lrt

3、cat (view、more、tail)

4、ps -ef | grep [any words]

5、cp [source-file] [destination-file]

 

1、cd  :ディレクトリ移動コマンド

ディレクトを移動する時に利用します。「cd」とだけ入力するとホームに戻ります。ここで、絶対パスを指定すると、ファイルに簡単にアクセスできます。

 

2、ls -lrt :ファイル・ディレクトリ情報参照コマンド

SAP BasisにおけるOS用途のほとんどはディレクトリ参照です。

ログを確認したり、トレースを確認したりするために利用します。

まず、みたいファイルが格納されているディレクトリに移動して、そのディレクトリの中に含まれている全てのファイルを閲覧するために、lsコマンドを用います。全ファイルの権限、内容(l)、ソート順序の反転(r)、最終変更時刻(t)の条件で検索をします。

 

3、cat (view、more、tail) :テキストファイル参照コマンド

LINUXUNIX系のOSでは、テキストファイル参照コマンドはたくさんありますが、よく使うのがこのへんのコマンドです。ただ、ログファイル系を参照する際には、テキストデータが死ぬほど多いので、行数制限をする必要があります。ログファイルを参照する時には、「tail -n N」と入力して、後ろからN行目までのテキストデータを参照できます。

 

4、ps -ef | grep [any words] :実行中コマンド参照コマンド

プロセスとは、プログラムを構成する単位です。1つのプログラムに複数のプロセスが当てられます。「| (パイプ)」は1つのコマンド実行後にもう一つのコマンドを実行するためのコマンドです。今回は、「grep」コマンドを実行し、ソートをかけています。SAP Basisでは、SAP停止・起動を手動で行う際にはこのコマンドでプロセスのソートをかけてプロセスを検索します。オラクル関連のプロセスを検索する時には、「ps -ef | grep ora」で実行し、SAP関連のプロセスを検索する時には、「ps -ef | grep sap」で実行します。

 

5、cp [source-file] [destination-file] :ファイル・ディレクトリコピーコマンド

コピーコマンドは、変更作業を実施する際に、ファイルバックアップで使うコマンドです。例えば、variable.txtという変数のファイルがあったとしたら、これを今日の日付を付けて、「cp variable.txt vartable_20171202.txt」と打ってバックアップをとっておいて、もし、設定を変えた時にシステム稼動に影響があった時に、コピーしたファイルで元の設定に戻します(フォールバック)。

 

 

最後に、SAP Basisのチームに入ったらきっとそのチーム内のルールがあってOS利用の際にもルールが存在するはずです。ほとんどの場合、本番機のOSに入る場合には、確認者を用意して、確認者が隣で作業を確認してくれます(殆どの場合、先輩がつくはず)。なので、まあなんとかなります。

あとは、冒頭でも述べましたが、Windowsの場合には、正直ファイルの上で右クリックすれば、ファイルをコピーできるし、、削除できるしなんでもできるはずなのでGUI系のOSに関しては言及しません。

 

SAP Basisの業務で使うOSコマンドは覚えましょう。

LINUXが苦手な学生さん。新人研修でLinuxの点数がボロボロだったという人も安心ください。

 

何か気付いた点などありましたら積極的なコメントお待ちしてます。

では、今日はこれで失礼します!!

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SAP BEx アナライザーのメニューバー2段表示エラー

こんばんは、カズヤんです。

今日は、金曜日で残したタスクをかなり消化できたのでかなり良い日でした。

その中での下記エラーが手強かったのですが、無事解決したので書きます。

 

今日は、SAP BWシステムにおけるBExアナライザで発生するエラーについて共有します。

 

BWには、分析ツールとしてBusiness Explorer(BEx)というツールが搭載されています。データ解析に使うのですが、このBExをSAP GUIから、Trcd:RRMXを実行して呼び出すと、アドインタブのところで、

 

BEx Analyzer

BEx アナライザー

 

とメニューバーが二段表示されるエラーが発生します。

ただ、メニューのインデックスが二重表示されるだけの話のため、業務影響どころか作業に影響すら及ぼさないエラーですww

 

これに関しては、Noteが2015年にリリースされており、事象も確認されていますが、なぜか修正パッチがリリースされていないようです。てか、これぐらい軽微なエラーだったら1日もかからずソースコード直せばいいだけなのにとSAPに失望しました。BExはエクセルにアドインがついているので、おそらく.NETで作られているのかなと。

 

そのため、Note1967746(2015年リリース)の修正内容に則り、エラーが解消できます。

 

Noteを見る限り、本エラーは別言語でSAP GUIにログオンしBExを起動すると発生すると記載がありますが、実際には、日本語で2回以上ログオンすると再現できます。そのため、Noteの内容が少し誤っているように感じます。

 

ちなみに、別言語(例:英語)でログインをこころみた際には、

SAP GUIがインストールされている端末の

%temp%/bw/COMMON/textsパスの中に、

BExTexts_EN.xml

BExTexts_EN_Version.txt

の2つのファイルが追加されます。

このファイルは一回消しても、サイドログインを試みた際にはまた生成

されるので注意が必要です。

 

実は、このエラーは別のNote2534345(2017年リリース)の内容とも似通っており、かなり紛らわしいです。

さらに、今回に関してはSAPのプロダクトサポートに問い合わせましたが、全然Noteと合致していないという結果に終わっています。忙しいのはわかりますが、真面目に確認してほしいですね本当...

 

今回はBExのエラーについて報告しました。

バックエンド専門のエンジニアなのにフロントエンドエンジニアになっていて笑えますが、近いうちにバックエンドのネタも提供します。

では、今日はここまでで失礼します!

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外資IT企業就活のコツ

こんにちは、カズヤんです。

今日からとうとう12月が始まり、私のブログの記事も50記事目となります。

新たな月になれば、私のLinkedinの職歴も歴が1ヶ月増えて私の市場価値も上がるのでテンションも上がりますww

とても縁起の良い日でありますが、関係なしに書きまくりますww

 

最近、就活中の大学の後輩から就職活動関連で連絡がかかってくることがかなり多くなってきました。毎回説明するのもあれなので、今回は私の就職活動体験について書きたいと思います。

 

まず、私の4年時のスペックですが、

専攻:計量経済学(統計よりの経済学と思ってくださいw)

課外活動:

サークル → 学内ゼミ連合という団体に所属、副代表でした。(就職イベント、講演会など学校のお金で色々企画してましたw)

ボランティア → 教育支援活動(経済教育ボランティア活動を都内小中学校にて実施)

インターン地域活性化インターン(シンクタンク主催のインターン)

                        NPOインターン(ここでも教育支援、翻訳業務多し)

バイト → 税理士法人バイト(仕分けしまくりで勘定科目詳しいです)、

                スタババイト(3年続けました、はい!)

英語 → TOEIC800(スピーキングは苦手ですが、会話に苦労しないレベル)

 

といたって、普通の大学生でした。

今の会社もそうですが、私以外の同期は半分以上が留学経験があり、さらに会社をやっていたとか変わった経歴の同期もおり、私のスペックなんてハナクソレベルです。

ただし、現在所属している会社以外にも某外資系のIT企業から内定を獲得していました。他の優秀な学生と差別化する要因として、私が特に心がけていたのが、

「どの志望者よりも業界に詳しい学生である」

ということでした。私は、当時からアプリ希望で、特にSAPのコンサルティングをやりたかったので、受ける会社のSAP部隊の案件でHPにて確認できるものは全て見ていましたし、給与、チーム編成など専門的なことを実際にコンサルティング会社に勤めているOBや知り合いから徹底的に聴き出しました。さらに、SAPにはJavaでコーディングされているJavaスタックもあるため、Oracle Certified Java Programmer Bronzeを取得し、Silverも取得しました。

周りの志願者はここまでしませんが、今、プロのエンジニアになって、留学経験のある英語話者よりは、業務内容に詳しい学生の方が、ポテンシャルしかり、やる気しかりで採用すると思うのです。

 

最近、大学の後輩や、他大学の就活生に話を聞くのですが、まず自分をいかに他と差別化するか戦略を立てることをおすすめします。ことITに関しては、自身がこの会社でどの技術でどのポジションで業務を行いたいかが明確であれば、他の学生より目立ちます。さらに、やりたいこととやってきたことに一貫性があればなおベターです。

 

私の場合は、自身の強みが統計とチームビルディングでしたので、Javaのアピールもしつつ、

御社のSAPのチームでプロジェクトマネージャになってプロジェクトを成功に導きたいです!!

と言いつつ、

学生時代にマネジメントの経験を沢山してきた経験と大切にしてきたことを入社の業務で活かしたい的なことを言ってどこの面接も一次面接は一発通過した記憶があります。

 

補足1:IT企業では、コンサルタントやりたいとかいうよりはプロジェクトマネージャをやりたいって必ず言いましょう。かなり受けがいいです。正直、ITコンサルやりたいって息巻く学生は嫌われるので注意した方がいいですw 

補足2:面接の段階で興味あるソリューション(技術)については、聞かれますが、インダストリに関しては聞かれないはず。根拠と一緒に答えられたらベターくらいです。

 

では、最後に話したことのおさらいですが、

1、IT志望なら、Oracle Certified Java Programmer Bronzeは死んでも取ること

2、コンサル志望ではなく、PM志望と言い張ること(入社後、希望取るから問題無し)

3、業界知識は知り合いなり、先輩に聞きまくること(最悪、私に聞いてくださいw)

4、TOEICは800以上は取ること

 

以上の4か条を守ればかなり高確率で内定は取れると思います。

「1」「4」に関しては、1ヶ月あればいけると思いますよ。しっかり取り組んでみてください。文系なら志望動機に真実味が増し評価アップです。

 

毎度、殴り書きなブログで申し訳ないですが、多くのIT業界見てる学生の助けになれば満足です!!

SAP Basisについてはめちゃめちゃ情報回せるので、恐縮ですが、今後とも本ブログを宜しくお願いします!!

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