みなさん、こんにちは、カズヤです。
インフラ(基盤)エンジニアとアプリケーションエンジニアはどちらがキャリアにとっていいのか?
って気になりません?
SIerに入社すると、このどちらかを必ず選択する必要が生じます。
私の代でもそうでした。私は、就職活動の時には、SAPの導入がしたいと言うことで、
自分はアプリ側の人間だとおもっていました。そのため、会計知識やシステムのアーキテクチャに関する本を読んだり、ワークショップに出たりアプリエンジニアになるための準備を必死にしておりました。
実際会社に入ると、アプリの成績は上位、インフラの成績は下位でした....
しかし、配属されたのはインフラ領域でした。理由は謎のまま半年が過ぎたわけですが、今はインフラでよかったと思っています。
私が思うインフラエンジニア(実際はミドルウェアですが)のメリットは、
・圧倒的に希少価値が高い
・クラウドの仕組みがわかる
の2つかと思います。デメリットももちろんありますが、インフラ推しのため割愛しますww
<圧倒的に希少価値が高い>
まず、「圧倒的に希少価値が高い」と言うことですが、
そもそも、アプリの方が人口は多いです。それは、アプリが個人のPCでいつでもどこでも開発が可能であるからです。つまり、誰でも参入しようと思えばできる領域なのです。
一方、インフラは個人で学ぶのに限界があります。インフラエンジニアは業務を行う上で、まずLINUXというOSを学習する必要があるのですが、このOSの学習は、アプリをうごかす訳ではないので、かなりつまらないです。OSを学んだ後に、ネットワークやストレージ、サーバについて学ぶのですが、この辺に手を出そうとする個人開発者は皆無です。インフラの企業研修も数10万の世界ですので、自学は現実的ではないと思います。
<クラウドの仕組みがわかる>
クラウドは、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoftのAzureが有名ですが、企業のオンプレミスのサーバ環境は今後セキュリティが求められる大きなシステムのみで、その他の業務システムはクラウド化することになると思います。
現にSAPも2016年度で10000社前後の企業がS/4 Hanaを導入しています。S/4 Hanaはオンプレミス、クラウド環境のどちらの環境でも動きますが、クラウド移行した方がコストベネフィットがでかいです。
ということで、インフラエンジニアは既存のオンプレミス環境をクラウド環境に移行するというなんともカッコいいプロジェクトにも携わることができるため、今後10年はエキサイティングだと思います。
人によっては、
クラウドにアプリ乗っけるだけだから、インフラエンジニアの需要なくね??
という人がいますが、それは導入の話で、運用フェイズになったら、インフラ運用の知識は確実に必要になると個人的には思うのです。
<結論:どっちがいいの?>
結論としては、どのようなキャリアを進んでいきたいかによって回答は異なると思っています。
もし、エンジニアとしてずっとやりたいということでしたらインフラがいいと思います。最悪、アプリに転身すればいいだけの話だからです。アプリのエンジニアとして、インフラの部分を知っている人はプロジェクト内でもかなり重宝されます。
ただ、もしBPRコンサルタントやIT戦略コンサルタントとして業務を行いたいということでしたら、アプリの方がいいと思います。なぜなら、これら2つの職種にはかなり細かいシステムの知識が求められないためです。むしろ、アプリの方がビシネスレイヤーに近いところで業務できるので、最適だと思います。
以上、すごく個人的な比較をインフラ推しでしたが、今後エンジニアになる方はしっかり考えて、アプリ、インフラを決めることをお勧めします。
私のように、アプリをやりたくて会社に入り、インフラになってしまったが、満足するケースもありますが、これはかなり稀なことです。
今後ともこのようなキャリアの話ができたらいいなと思います。
では、またお会いしましょう!!
今日も、お読みいただきありがとうございました。