クライアント移送作業を経験!!

こんばんは、カズヤんです。

最近はかなり仕事が充実しており、色々な経験をさせていただいています。

2月より、新たなプロジェクトにアサインされ、担当するシステムの規模が一気にバカでかくなり、やりたいバッグエンドの作業を担当させてもらっています。

 

今日は、かねてより切望していた「クライアント移送作業」を昨日より2日間かけて経験させてもらいました。

 

「クライアント移送」は、SAP Basisをやっている人間としては、バックエンドでは経験しておきたい作業の1つです。もうこれで、今年のTODOは1つ消化した感はあります。

 

ちなみにクライアント移送とは、

SAPシステムにおけるオブジェクトの「移送」という機能を利用して、SAPの3ランドスケープである開発機(DEV)、検証機(TES)、本番機(PRD)の各システム間にてデータを転送し、別システムに変更を反映する手法です。

 

基本的には、システムのコード修正をした時などに、開発機にてコード修正し、検証機に移送し、本番機に移送するという感じで移送を適用していくわけです。

 

今回移送したのは、クライアントというオブジェクトです。

SAPシステムにおけるクライアントとは、SAPのシステムを最小構成するユニットのようなもので、ユーザ企業はクライアントごとに異なる役割を割り当てます。

例) クライアント500 ⇨ 経営連結システム

   クライアント700 ⇨ 営業システム ...

 

なお、1つのSAPシステムには、1000個(クライアント000〜クライアント999)のクライアントを保持できます。これは、SAPコンサル試験で結構出るっぽいですwww

ちなみに今回行った作業では、本番機のクライアントを検証機と開発機にコピーするというものでした。コード修正の際に行う移送作業とは異なり、クライアント移送はクライアントをコピーするために行います。なぜなら、本番機でクライアントを利用しているとデータの更新などで本番機のシステムデータと検証機、開発機のシステムデータと差異が生じ、今後の開発のために差異をなくすために2ヶ月、もしくは1ヶ月に一度クライアントコピーを行います。

 

クライアント移送では、コピー元システムからクライアントデータをエクスポートし、コピー先システムにインポートする作業となりますが、このエクスポートがかなり長時間となっており、システムによりけりですが、大抵1日では終わりません。

 

私は、初めてこの作業を実施したのですが、この作業のおかげでクライアントの構成、移送システムについての理解がかなり深まりました。

 

次回の記事にて、クライアント移送について説明したいのですが、その前に今回紹介した内容は、下記のテキストにも記載がありますので、SAP Basisやられている人は必ず確認した方がいいです。何度も言いますが、SAPの公式トレーニングでもらえるトレーニングブックよりもこの本の内容の方が1億倍わかりやすいです。

SAP Basis Administration Handbook, NetWeaver Edition

SAP Basis Administration Handbook, NetWeaver Edition

 

書籍に乗っているSAP GUI画面は少し古いようで今のSAP GUI750の画面と基本的には変わりませんので安心してください。

 

では、今日はここで失礼します。

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