コミュニティの重要性(ITマネジメント層への提言)

こんばんは、カズヤんです。

新しいファームに入り、新たな業務に励んでおります、その傍らで色んなコミュニティを作ったり、個人事業主さんのサイトを作ったり色々と裾野を広げている今日この頃です。

タイトルにもあります通り、コミュニティの重要性とマネジメント層のリソース集める能力について書いていこうとも思います。挑戦的な内容で恐縮ですが、思うことがたくさんあるので、ぜひ読んでもらいたいです。

 

目次:

1、超人不足のIT業界

2、マネジメント層に求められるスキル

3、コミュニティが超活躍する時代が来る

4、終わりに

 

1、超人不足のIT業界

言うまでもないことですが、IT業界は慢性的な超人不足です。色々な事業会社には既存のシステムが入っていますし、システムは必ず老朽化していきます。そのため、リプレースは必須です。以下の記事も是非確認してください。

job-search-info.com

さらに昨今では、AI、IoTなどどんどん新しい技術が生まれてくるため、デジタル領域も活発にあらたなソリューションが生まれ、競争社会に身を置く企業はトップ企業が導入したりすると新たなシステム導入を検討し、SIerには美味しい話がたくさんくるわけです。圧倒的な需要があるのは言うまでもありません。

しかし、一方でIT人材はそれほど多くないのが現状です。もちろん中国やインドなどでオフショアすればいいのですが、プライム側にそもそも人がいないので、そこを回せないというのが現状なのです。

働き方改革など色々言われていますが結局旧態依然のSIerは古き良き日本の大企業のユーザ系企業だったり、独立系でもお堅い日本企業の体質が色濃く残るため、現状は何もひと昔前とそんなに変わっていないような気がします。

 

2、マネジメント層に求められるスキル

本題に入りますが、私が現在在籍している企業は超外資系の企業でして、結果出さないとくびになってもおかしくないような会社です。そのため、マネジメント層はリソース調達にも超必死です。リソース不足がもたらす末路を理解しているためでしょう。

そして、コンサルティング会社ではリファラル採用がよく行われます。リファラル採用とは、お友達紹介制度のようなものでして、紹介したコンサルタントに対して一定の報酬(紹介料)が付与されるようなのです。ただし、これらはマネジメント層には適用されません(おそらくシニアマネージャ以上)。本来、人材を調達することもマネジメント層には期待されているからでしょう。

現在の部門のトップに当たる方(ディレクター)や私のメンターに当たるPMレベルの方(シニアマネージャ)はかなり人を調達するために時間を割いています。メンターの方は、社内イベントだけでなく社外IT関連イベントにも超積極的に参加し交流しているそうですし、ディレクターの方に関しては、別会社の同じランクの方と食事して、人の調達の交渉を直接したりするそうです。

みなさんの会社はいかがでしょうか、部門長に人脈あります??

私は前職の部門長はあまり積極的ではなかったような気がします。それが原因かどうかはわかりませんが、私のチームは慢性的な人不足でしたし、人員配置も想像を超える適当さでした。リソース不足はITプロジェクトが荒れる原因の最たる1つのため、まじでコミュニティは大切にして欲しいです。これは、自分がつらかったので読んでいるマネジメント層の方がいらっしゃったら是非お願いします。

 

3、コミュニティが超活躍する時代が来る

冒頭で述べましたが、私自身も今ソーシャルで超活発にコミュニティを作っています。この人材不足であるIT界隈を長期的には救済できるようなコミュニティになるよう、得意なインフラを中心に多くのITコンサルタントやエンジニアを集めて勉強会、意見交換会を開催しています。

学生を取り囲んで、「文系だから自分にはITなんて無理だよ」と決めつけるような学生を対象にLINUXAWSを教えられるプログラムを作っています。まだまだ第1期で小さいですが、これを読んでくださっている方々でご興味あったら是非参加してほしいです。

また、会社以外でもこのコミュニティは圧倒的な可能性を秘めていると考えています。現在まだ規模は小さく、アプリエンジニア、インフラエンジニア 、オペレータ、ITコンサルタント 、理系院生など職種も異なれば、年齢、国籍、グローバル感覚も全く異なるため、多くのアイデアがでて活発な議論が交わされます。現在は、勉強会のレベルですが、今後は学生向けコンテンツを通り越して、何かコミュニティ内でプロジェクトが発足する可能性も視野に入れています。色々な可能性にとてもわくわくしています。

 

さらに、最近以下の「NEW ELITE」という本が出版され、反響を呼んでいますね。私も勉強会のメンバーに紹介され3秒後にKindleで購入しました。帯に孫泰蔵さんのコメントがありますが、本当にこの本を読めば、その後にやるべきことがわかります。

著者のピョートルさんは、グーグルにおける人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍した重鎮です。現在の私の考えに100%と近い考えで、共感しました。

 彼によると、2020年代では、コミュニティが武器になる旨述べています。

それは、社外コミュニティでは、別の会社、別の価値観、別の特性を持った人々が集まりイノベーションが起こりやすく、あらたなものを生み出す絶好の機会になるためです。

 

4、終わりに

少し、話が逸れましたが、コミュニティがもたらす効果を会社の人材調達とつなげて話したかったのです。今、伝統的な日本企業のマネジメント層がこのソーシャルの繋がりをおろそかにしていますが、そのままいくと一瞬で事業存続できなくなるので注意しましょう。

自身の経験から、しばし偏見も入っている気がするので、意見などございましたら是非とも頂戴できたらと思います。また、SAPや業務コンサルタント関連の記事は近日アップロードいたしますので、引き続きご覧いただけますと幸いです。

では、今後ともよろしくお願いします。