こんばんは、カズヤんです。
会社を退職し、9日間ほどのモラトリアムを過ごすべくオーストラリアのキャンベラ(以下ACT: Australian Capital Teritorry) に来ております。優れた先進国は他にもありますが、個人的に知り合いが多かったり、自然が好きだったりと、オーストラリアには好きな要素がいくつかあるため、今回の短期イマージョンを強行しましたww
また、現地に姉とそのパートナーが住んでおり、彼らのビジネスのIT周りのお手伝いも旅の目的にあります。
目次:
1、ACTの魅力
2、複業が容認される社会
3、プライベートも超全力
4、最後に
1、ACTの魅力
オーストラリアの首都といったら通常、シドニーやメルボルンを連想されると思います。一応触れておきますが、オーストラリアの首都はキャンベラですwww
ACTは首都でありながら、政府主要機関オフィスと、グローバル企業の支店、さらには、オーストラリア国立大学、キャンベラ大学などが偏在し、産官学が集約された都市となっています。また、最近は開発も進んでおり地価も徐々に高騰しているようです。
▪️自然との共存
ACTは、首都でありながら近隣には、エインズリー山やバーリーグリフィン湖、また野生のカンガルーがいたりと自然が州内を覆う大自然都市です。しかし、その一方で多くの人工物も併存しているため、そのコントラストが見事な都市でもあります。
Civic内のオフィス街
Civicのオフィス街には、通信キャリア、金融機関、IT企業等多くの企業のオフィスが立ち並んでいます。オフィス街のすぐ側では、大型のショッピングモールもあったりと生活に必要なものは全て調達できます。
Civicから車で5分の場所
一方で、Civicから車で数分で、このような大自然が満喫できます。オーストラリア自体が乾燥地帯であるため、日本の自然に比べてやや茶色い印象が強いですが、とても空気は澄んでいます。日本では、東京や大阪などの主要都市は建物が密集していたり、空気が澄んでいなかったりと仕事以外の時間をリラックスできる環境であるとは言えないため、人間のメンタルヘルス的によくないと思っています。ACTは、首都でありながら、市街地から車で5分後には大自然を堪能できるため、メンタルヘルス的には最高の場所だと思います。
▪️グローバルIT企業の現地オフィス
オーストラリアにおけるビジネスの中心はシドニーやメルボルンです。ただし、ACTには多くの政府機関があるため、ITなら公共部門向けソリューション部隊が市内に点在しています。IT人材として少し興奮したのでいくつかを抑えておきました。
Civicにて、
・Ernst & Young Australia
日本でもITコンサル部門の積極採用を行なっているEYですが、オーストラリアでも積極的に採用を行なっており、コンサルタントだけでなく、エンジニアの採用もしているようです。ちょうどANUから徒歩2分ほどの距離に位置しているため、Civicの中でも一際目立っていたのでパシャりwww
・Capgemini Australia
Capgeminiは日本法人はまだ500人前後の組織であまり認知度は高くないですが、Global IT Consulting RankingではTop10に入る有名企業です。APACでは、オーストラリアの売上高は高く、オーストラリア国内にも5箇所にオフィスがあるようです。
以下は、Civicに位置するCanberraオフィスです。建物はとても古くイケてないですが、このロゴが周囲の高速道路でも大変目立っており、車移動のキャンベラ住人の中での認知度はかなり高かったです。
Belconnenにて、
・HPE (Hewlett Packard Enterprize) Australia
エンタプライズ向けサーバ王者のHPEです。日本の西大島にあるオフィスも超カッコいいですが、Belconnenのオフィスもかなりカッコいいです。Civicからは車で10分圏内で、周囲にはキャンベラ大学(UC: University of Canberra)があり学生が多い街でもあります。
▪️国会議事堂
日本の国会議事堂よりも荘厳で、この風景はオーストラリアで最もポピュラーな画ですねwww また、ACT内では、各種政府主要機関のオフィスが点在しており、この地区は高所得者が多く、雰囲気もどこか落ち着いた印象を受けます。
▪️オーストラリア国立大学(以下 ANU : Australian National University)
ANUは、Civic(街の中心部の意味)に位置しており、オーストラリアで最も優れた総合大学です。社会科学と人文系に強みを持ち、世界大学ランキングでも総合Top20にランクインしている名門大学です。ANUのキャンパスビジットは今回の旅の目的の1つでもありかなり興奮しました。
Australian National University
余談ですが、私の姉のパートナーはANUのアラムナイであり、このANUのコミュニティを活用し、起業家としての人生を歩んでおります。過去記事で触れましたが、私自身、海外大学院の学位が将来的に欲しいので今回はキャンパスビジットも含めパシャりwww
またさらに余談ですが、私の出身校はAGUなので、ANUのグッズは買いませんでした..名前似てますし...www
ANU College of Business & Economics
ANUのビジネススクールである、College of Business & Economicsにもお邪魔して来ました。中国や韓国だけでなく、東南アジアからの留学生も多く在籍しており、熱心にディスカッションしている光景が目立ちました。
2、複業が容認される社会
日本では複業が未だに認められていませんが(政府が規制緩和していますが、未だ浸透していない)、オーストラリアでは、複業が公式に認められています。
姉のパートナーは 、オーストラリアの政府機関に勤務しながら(日本でいう官僚)、就業後の時間を利用して、フードビジネスやボードゲームビジネスにて収益を得ています。日本で、政府の官僚が複業して個人ビジネスをする様子を目の当たりにすることはほとんどないし、現行ではできないはずです。
条件としては、複業によって得た収益に対してかかる法人税をきちんと納付することで認可されるということなのです。日本でも複業が着々と浸透してきておりますが、まだ現実的ではないと思います。大きな企業がどんどん推進していかないと状況は変わらないと思います。
以下が彼がやっているプロジェクトです。私も少しだけお手伝いをさせてもらっているプロジェクトです。
宣伝で大変恐縮ですが、興味があったら是非フォローしてくださいww
3、プライベートも超全力
ACTに来て、驚いたことの1つとして現地のオージーがプライベートも超全力であることが挙げられます。一例ではありますが、姉のパートナーはオーストラリアの政府機関に勤務しており、本年26歳になったばっかりですが、プロジェクトマネージャとして、10人のチームマネジメントをしているバリバリのビジネスマンです。
にも関わらず、複業、また趣味であるスポーツをほぼ毎日していてすごいです。
彼の1週間をウォッチしてみると、
月曜 18:00 - 19:00 バスケットのリーグ戦
火曜 17:00 - 18:30 登山
水曜 18:00 - 19:00 バスケットのリーグ戦
19:30 - 21:00 フリスビー
木曜 17:30 - 21:00 BBQ
金曜 18:00 - 20:00 動物保護区内のナイトウォーキング
日本人のオフィスワーカーは大抵21~22時くらいまで残業しているのが普通ではないでしょうか?私も就業後の時間で帰宅できた試しはないです。
日本から残業がなくならない理由に関して言及することは避けますが、このような趣味に没頭できる環境は誰もが切望するところであると思います。
前回の記事で、インフラエンジニアはイケてないと豪語しましたが、このように余暇が増えれば必然的に個人も自身のコンテンツを極める時間に当てられるのではないかと思いました。
4、最後に
すごく個人的な偏見でキャンベラの魅力を綴りましたが、実際日本もこれぐらい仕事にもプライベートにも積極的に取り組める場所だったらいいなと思いました。日本にはないような文化やライフスタイルで日本の労働環境を豊かにできるならば、自身がマネジメントの立場に立った際に役立つ経験になるでしょう。そういう意味では、今回のトレックは今後の活動に資するものであったと考えています。
私の生きるモチベーションにこのような労働環境を日本で実現することも1つとしているので、まずは自身のコミュニティから拡散しようと思いました。
では、今日はこのへんで失礼いたします。