こんばんは、カズヤんです。
最近はLINUXなどのOSにはまっています。
SAPの基盤としては、HP-UXやIBMのAIXなどのUNIXベースのOSがメインですが、RedhatなどのLINUXもOSとして採用されています。このLINUXとUNIXの違いに関しては、あまり理解していないです。コマンドとか、ほとんどおんなじですからねwww
LINUXってたくさんディストリビュ~ジョンがあるけど何が違うんだろとか、Redhatって何が優れているんだろう?とかを考えていました。
んで、ググってみると、Redhatってかなり優れた企業だとわかりましたwww
公式HPもめちゃくちゃかっこいいですwww
今回は、組織の視点からRedhatの魅力について書いた
オープン・オーガニゼーション 情熱に火をつけて成果 を上げる新たな組織経営 (Harvard Business Review Press)
という本について紹介します。面白いので電子書籍で買っちゃいましたwww
今回はこの本の内容を踏まえRedhatの凄さについて書いてみます。
目次:
1、Redhatとは
2、Redhatの強み(Open Sourcingの考え方)
3、SAPとRedhat
4、学び
1、Redhatとは
IT業界で働く人ならご存知かと思いますが、非エンジニアの皆さんはRedhatという会社をご存知ですか?
RedhatはLINUXというOSのディストリビューションの1つであり、OSS(Open Source Software)のOSでは世界トップシェアの製品を扱うソフトウェア会社です。
通常企業がシステムを導入する際に、WindowsやUNIXなどに高額な資金を投入して、導入するわけですが、Redhatはこれを無償で提供しています。(もちろん保守とかの費用はつくと思いますが...)。このRHELで稼いだ資金を元手に今はクラウド関連のソリューションにも着手しているようです。
私もこれを読んで知ったのですが、フォーチューン500の90%の企業にソリューションを提供している爆発的に成長している企業です。
2、Redhatの強み
Redhatは技術力が強いのはRHELを見れば一目瞭然ですが、今回はOSSから始まったRedhatの強みについて書きます。
Redhatを語る上で欠かせないのがRedhatがオープンソースのソフトウェアの開発を行っている点です。5年ほど前からクラウドソースが流行し、ランサーズやクラウドワークスなどを筆頭にクラウドソーシングによるリソースの有効活用経済が出来上がってきました。これは間違いなくITが産んだイノベーションであると言えます。
しかし本書では、クラウドソーシングの限界についてこう述べています。
「1回だけ」の活動であり、継続的な競争優位性の基盤にはなり得ないのだ。
(OPEN ORGANIZATIONより抜粋)
一方で、Redhatのようなオープンソースの組織は、クラウドソーシングとは異なり、各自がソフトウェアをより良いものにしたいというミッションの元活動にコミットするため、継続的に取り組んでくれるのが強みだということです。
個人的には、このような主体的な組織こそが最も強いと思います。企業が大きくなればなるほど企業のミッションと個人のミッションは乖離し、所属する組織へのロイヤルティも下がっていき、結果として企業の競争力にもネガティブな影響を与えると思うのです。
・キングコング西野さんが支持を集めることとの関係
最近、キングコング西野さんが絵本作家として脚光を浴びていますね。私も個人的に西野さんの考えのファンで、彼はこの絵本の製作を分業制で行なったことを強調しています。革命のファンファーレ 現代のお金と広告はとても面白いですww
これは、一見クラウドソーシングのような一時的な労働力の提供をイメージしますが、彼の場合これを契機にファンを獲得し、ファンは彼の世界観にはまり、彼の世界観の元いろいろなプロジェクトを立ち上げ、世界観の普及に協力するようになる。これにより継続的な関係性を築いている。これは、Redhatのオープンソースの考えと類似していると思います。
そして、結果として主体的な個人の力をどんどん活用できるコミュニティが立ち上がります。Redhatも西野さんも、これって超勝ち組ですよねwww?
3、SAPとRedhat
では、私の大好きSAPの基盤という観点でみるとどうでしょうか?
SAP専用のOS環境を提供する以下のソリューションを提供しています。
・Red Hat Enterprise LINUX for SAP Applications
・Red Hat Enterprise LINUX for SAP HANA
僕もRHEL環境のSAPを触ったことあります。UNIXとの違いはよくわかりませんがwwwコマンド自体はだいたい同じです。おそらくOSの一部のプロセスが違うくらいかと思います。
強みとしては、おそらくですが、HP-UXやIBMのAIXとかよりも導入の費用がいくらかやすくなることかと思います。ほとんどのSAPユーザ企業はおそらくハードをHPEかIBMにまんま任せているので、OSもセットのパッケージ契約をしていると思われます。私はこの辺あまり詳しくないですが、Redhatはほとんど全てのハードに対応していることに加え、この2つのハードウェアベンダーよりも費用が安いはずです。
4、学び
一番の学びとしては、Redhatの技術の高さだけでなく、組織が肥大化してもなお、目標駆動型組織のスピリットが全社員まで浸透しているという点です。
僕が今Sierで業務に携わっていて、やはりエンジニアは技術力には絶対的に強みを持っていますが、この組織のマネジメントに関しては、かなり弱いことを認識しています。僕の会社の悪口ではないですが、僕の会社も公明正大な組織としての目標、ミッションを掲げてはいますが、果たしてそれが適切に実行されているかというと怪しいです。
真に社員が外部からのモチベーション(金銭、名声)ではなく、自己に内在するモチベーション(目標)で業務にコミットできるような組織を維持する必要性を感じました。
今、2年目を迎える自分ができることはかなり限られていますが、何かできることがあると思うので、この組織と自己の目標を意識し、再度業務にあたりたいと思いました。
今日は、いつもの技術の話とは離れましたが、こういうマネジメントの話の方が文系出身の自分としてはしっくりくるので、
今後はこの辺も調べていきたいと思います。
では、今日はこのへんで失礼します。