こんばんは、カズやんです。
今日もひたすらインプット... SAP ADM100という研修で対象範囲である、SAPプロファイルについて学習しています。SAP認定コンサル試験ではマストな論点となります。
SAPプロファイルに関しては、SAPシステム稼働に必要となるパラメータが記載されており、システムのチューニングの際にパラメータを変更するときなどはこのファイルに記載されているパラメータを書き換えることになります(Trcd:RZ10)。
SAPのプロファイルは、OS上に置かれるファイルです。 これらはUNIX環境においては下記ディレクトリに置かれます。これは、LINUXでも同じです。
/usr/sap/<SID>/SYS/profile
※ SAP Net Weaver 7.3以降からは、起動プロファイルがインスタンスプロファイルと統合されました。
■ Net Weaver 7.2以前
1システム 1システムプロファイル
1インスタンス 1起動プロファイル
■ Net Weaver 7.3以降
1システム 1システムプロファイル
1インスタンス 1インスタンスプロファイル(起動プロファイルの内容も統合)
参考:What’s new in SAP NetWeaver 7.3 – A Basis perspective Part-I | SAP Blogs
それぞれのファイルの役割としては、
・システムプロファイル
→システム全体に関する情報が記載されているプロファイルファイルとなります。システム名、データベースホスト名、エンキューサーバ名などの情報が含まれます。
・インスタンスプロファイル
→インスタンス特有の情報が記載されているプロファイルファイルとなります。
では、実際にOS上にて確認してみましょう。
該当するOSのディレクトリを見てみると、
・DEFAULT.PFL
・NPL_ASCS01_vhcalnplci
・NPL_D00_vhcalnplci
システムプロファイル(デフォルトプロファイル)とインスタンスプロファイルが2つ存在しています。
デフォルトプロファイルの中身はこんな感じです ↓↓
パラメータがたくさん載っていますね。
では、次にセントラルインスタンスのインスタンスプロファイルを見てみます。
ダイアログインスタンスのインスタンスプロファイルを見てみます。
こっちはめちゃくちゃたくさん載ってますね。
システムプロファイルと比べると、中身も全然違いますね。
最後に、SAP GUI上にてこれらのプロファイルを確認します。
トランザクションRZ11(パラメータ参照)を実行すると以下の画面が確認できます。
今確認した3つのプロファイルがしっかりと確認できます。
さらに、トランザクションRZ10(パラメータ変更)を実行するとプロファイルファイルのパラメータ変更ができますが、これに関しては以降で説明します。
では、今日はここまでにします。