こんばんは、カズやんです。
今日は、アクティブディレクトリについて考えてみようと思います。
皆さん、マイクロソフト社のアクティブディレクトリって使ったことがありますか?
アクティブディレクトリは、シングルサインオンを実現するために用いられた技術です。
シングルサインオンとは、アクティブディレクトリ内のクライアントであれば、一度認証を行うことで同ネットワーク内の認証をする必要がないという機能です。
さらに、このシングルサインオンの機能とは別に、アクティブディレクトリ機能を利用することで同時に、同ネットワーク内のクライアント端末の設定をドメインコントローラにて一括で変えることができます。
※ドメインコントローラはアクティブディレクトリの対象となるネットワークを管理する端末のことです。全てのクライアント端末はドメインコントローラの設定を反映します。
例として、下記のリンクを参照ください。
このURLによると、アクティブディレクトリの管理者テンプレートを利用する事で特定のアプリケーションの機能をドメインコントローラにて一括設定が可能になります。
言っていることが難しいと思うので、繰り返すと、例えば、Google内のプロキシ設定を管理しているネットワーク内のすべてのクライアントにて反映させたい場合には、ドメインコントローラにて、Google chromeの管理者テンプレートを導入して、プロキシ設定を更新することで、同じネットワーク内のクライアントにもchromeの変更内容を反映させることが出来ます。
今回、SAPに確認したところ、SAPでは上記URLのGoogleの管理者テンプレートを用意していないそうで、SAP GUIのOptionの設定情報を変更することはできないようです。
ただし、SAP Note 608781を確認すると、SAPにおけるActive Directoryのサポートはあるようですが、SAP GUI750でサポートしているかは現状ではわかりません。Noteが古すぎるからです。
現在、SAP GUI750用のActive Directoryのサポートに関するNote608781の最新版をSAP社が、作成しているようでとりあえず待ちましょう(おそらく、管理者テンプレートは無いはずですが...)
では、今日はここで失礼します。