こんばんは、カズヤんです。
今日は、SAPプログラムバッファ(別名、SAP実行可能バッファ、ABAPバッファ、PXA、プログラム実行領域)について考えてみます。
前回の投稿で、SAPのインスタンスには、ディスパッチャ、ワークプロセス、プログラムパッファが含まれることを書きました。
そもそも、プログラムパッファについて、そんな簡単に頭入ってこないので、じっくり考えようと思います。
そもそも、プログラムバッファ領域は何かというと、ちと難しいですが、ABAPプログラムの実行可能な処理(ロード)を保管する機能を持つ領域のことです。
プログラムバッファの内容はテーブル D010L (ABAP ロード) 、D010T (テキスト) 、および D010Y(シンボルテーブル)に保管されます。
プログラムバッファ領域のパフォーマンスは、SAPGUI上にて Trcd:ST02にて、確認可能です。
ST02を実行すると、プログラムバッファヒット率と表示されています。
ここでいうヒット率は、プログラムを実行した際に、どれほどのロードをメインメモリのみで処理できるかを示す割合です。もし、メモリで処理できない場合には、OS上のディスクに保存されているデータを読み込む必要があるため、処理に時間がかかります。
基本情報試験とかだと、確か、必要データがキャッシュメモリとか、ディスクキャッシュに存在する確率のことをヒット率とか言ってますが、あれのことです。
ヒット率は、90%以上であることが望ましく、特に95%前後であることが1番良いです。
プログラムパッファ領域が大きいことが望ましいことは言うまでもありませんが、この指標をみて大きさを再度調整することも可能です。
もし、バッファヒット率が小さい場合には、ログオングループの設定を行うことで、メインメモリのリソースを軽減できるそうです。
ただ、基本情報の学習も兼ねて、メモリシステム構成に関して再度復習の必要性を感じています。机上で学んだ知識が実践で問われてもまだ繋がっていないです...
英単語帳では、意味がわかるけど会話に入れられないような感覚っすね...
ちと課題が見えたので、明日その辺学習してみようと思いまする...
では、今日はここにて失礼します