こんばんは、カズヤんです。
今日は、少し暑かったですねww
先日、Basisフリーコンサルタントの記事を書きましたが、結構評判が良くて、私自身もそもそもなんでBasis専門の人が少ないのか気になったので、その理由というか、源泉は一体何なのか考えてみたいと思います。
以下が先日投稿した記事です ↓↓
私の知見と偏見で書いていくので、読んでみてくださいww
1、守備範囲が広すぎる
SAP Basisコンサルタントは、以下の領域を担当します。
・ネットワーク
・システム監視
・運用フレームワーク
ミドルウェアが主な領域になるため、ミドルウェアを起点にして、上にアプリ、下にOSがあります。
アプリ担当なら、プログラミング言語こそ違えど、プログラミング言語の構造は大体同じです。インフラ担当なら、サーバ専門のエンジニアなど、本来エンジニアは自身の領域における技術を徹底するものです。
SAP Basisに関しては、NetWeaver(Basisコンポーネント含まれるソフトウェア)の仕組みを理解するのだけでも2年はかかります。これに加えて、SAP GUI750やOSの知識もないと仕事になりませんww
エンジニアは本来、自身の専門領域に精通したスペシャリスト的な立ち位置ですが、Basisコンサルタントは幅広い領域の中でも深い知識を要求されます。
普通に考えて要求される知識に無理がありすぎます。
これは、Basisコンサルタントが少ない絶対的なファクターかと思っています。
2、圧倒的なダサさwww
次に、エンジニアなら大体みんなそうなのかもしれませんが、ミドルウェアってそもそもダサいですよね。しかも、SAP Basisって聞いた時に、1ミリもときめかなかったですww
アプリの方が、インフラに比べて業務レイヤーに近いところで業務を行なっているため、アプリの方の方が勢いだったり、活き活きして仕事をしている人が多いのは事実です。
私も、記事で再三言っていますが、SAPエンジニアとしてキャリアをスタートする人はコンサル志向が強いため、わざわざ遠ざけるインフラに行くのは得策ではないのでしょう。実際、就職活動中の学生で、SAPコンサルタント志望の学生にBasisを知っている学生は1人もいませんでしたww
3、圧倒的なオフショア移管による参入減のサイクル
これに関しては、「1」「2」の結果なのですが、Basisコンサルタントが国内でも減ってきて、今はそのほとんどをインドなどの新興国にアウトソースするのが主流になってきています。
そもそも、SAPが普及した理由の1つに海外企業との統合などM&Aが増加したことにより、組織のグローバル化も進んでいます。そのため、SAP運用も英語対応が求められる事例が増えているそうです。このため、日本国内では、SAP Basis案件に関して、供給だけでなく、需要も著しく減少しており、そもそものパイが小さくなっていることも確実です。
4、補足
SAPのブログによると、そもそもSAP全体で他のエンジニアよりも給与が高いそうです。給与が高いということは、希少性が高いということです。
このブログによると、そもそもC、Javaなどの基本的な言語を操るプログラマーは存在しますが、ABAPとかいうSAPのみの技術を学ぶ人が圧倒的に少ないため、価値が高いということらしいです。ただ、SAPもそこは危惧しており、SAP ABAPスタックだけでなく、SAP Javaスタックもしっかり用意されています。
以上、私の偏見で1〜3について、書かせてもらいましたが、私の周りはSAP Basisコンサルタントしかいないため、その人たちからの話だったり、ヘッドハンティングのSAP専門の方々から直接聞いている話なので、うそはないでしょう。
大切なのは、この話を前提にどのようにリスクヘッジしながら自身のキャリアを築いていくかを考えることでしょう。
今日は、こんなところで失礼します。
また、明日も頑張りましょう!!