文系新卒エンジニアやれるのは日本だけ説
皆さん、こんばんは、カズヤんです。
最近、SAPのクソ細かいネタばっかだったのでちょっと幅きかせたネタにします。
今日は、ITバッググラウンドないのにエンジニアやれるのか書いていこうと思います。
事の発端として、
最近、就活中の学生からエンジニアやってみたいけど、文系の自分にもできるのか?
とか、海外の人から日本でエンジニアをしているということは、コンピュータサイエンスの学士号とったんですか?とか聞かれるんだけど、
普通に、エンジニアできるし、CSの学位なんて一切持ってねえよ...ww
エンジニアの定義というか、どの辺までを指すかってのはすごく曖昧だけど、
少なくとも、ITサービス企業のセールスとコンサルタント以外はみんなエンジニアだと思います(くそ曖昧ですが...)
主な理由としては、
1、国家資格の内容がかなり包括的(日本固有)
2、無料オンラインプログラミングの普及
3、CSがそもそもITサービス提供上あんま意味ない
1、国家資格の内容がかなり包括的(日本固有)
昨日、基本情報技術者試験の話をしましたが、あれって実はとても興味深くて、ITに関して、とても幅広い知識を学べます。一番はじめは離散数学の理論から学んだりします。
※離散数学は、連続数値と離散数値の話で、私たちが普段使う1、2、3みたいな数字はいわば連続数ですが、コンピュータは0と1の2つの値しか使わないのです、この非連続な数値のことを離散数とか言います。
つまり、この基本情報試験を受けて受かってしまえば、情報系の学士課程の学生が1、2年生の時に学ぶ知識は習得できることに等しくなります。正直、これで十分。
で、これを主催している経済産業省の中のIPAというところが、とてもやる気満々で、色々な情報処理の資格を認定していて、中でもプロジェクトマネージャー試験とか、
ITストラテジストとかが人気です。これを日本のIT企業(特にSIer)は重要視しているから、たとえ文系出身でも、関係なく知識が補ちゃうということ。
海外ではおそらく国が認定している国家資格というものがないと思います。
例として、イギリスの教育免許は日本のようなものではなく、教育学の準修士か修士をとれば認定みたいな感じだったはずです。
2、オンラインプログラミングの普及
あとは、これがでかいかなと思います。ITに限らず近年では、教育の民主化と言われていて、たとえ大学に通わなくても無料でオンラインで有名大学の講義が見れる時代な訳です。
ITに関しては、さすがに敷居が高いといういうことで、多くのITベンチャーがプログラミング学習用のWEBサービスを運営していますね。無料ではないですが、かなりの低価格で最新のプログラミング学習の動画コンテンツを配信しているudemyが有力かなとおもいます。私もこれ使ってPython学習しています。
もし、英語が堪能な人でしたら、海外のエンジニアがyoutubeで技術動画あげてますし、それも最高の素材でしょうね。
私の会社のアプリの友人もudemy使ってプログラミングやってたって人いましたね。
3、CSがそもそもITサービス提供上あんま意味ない
最後に、私が個人的に思うことですが、エンジニアと言っても種類がありますが、私がここで指しているエンジニアはシステムでお客さんのビジネス価値創造に貢献する主体を指していますので、プログラマーを指している訳ではない事に注意してほしいです。
マイクロソフトやFacebookなどのプログラマーやディベロッパーでしたら、アルゴリズムが常に大切なので、CSの学位がないとまずいですが、SIerでエンジニアをやるぶんにはCSの知識持ってたところでそこまで有利になることはないでしょう。
以前、ブログでも書きましたが ↓
エンジニアに求められるのはどちらかというと、情報システムを管理する能力なので、マネジメントを意識した方がキャリア的に有利です。なので、自分が経済学部だからとか、法学部だからとかあんま関係ないです。むしろ、文系の方がマネジメントは慣れていると思うので有利だと思います。
最後に
今後はグローバル化の波で、日本でエンジニアになるのも少し難しくなるのかなあとか思うと今エンジニアなれるうちになっちゃった方がいいと思いますね。総務省が発表している産業連関表見ても、ITが各産業に及ぼす影響を確認できます。
個人的に、どのキャリアでもIT知ってるか知らないかで年収変わってくると思うので、文系の人でも積極的にエンジニアやってほしいです。
では、今日はここまでにします。
次回は、最近考える事の多いトラブルシューティングの話をしますので宜しくお願いします!!