フリーSAP Basisコンサルタントになることを真剣に考察

皆さん、こんにちは、カズヤんです。

今日は、タイトルにもある通り、独立というか、フリーでSAPコンサルタントをした場合、どのようなメリットを享受できるか真剣に考察してみようと思います。

エンジニアって、割と給料安いとか言われますけど、扱っている技術によっては、抜群に給与高い案件とかってあるんですよ。とりあえずみてくださいw

 

1、フリーSAPコンサルタントとは?

現在、ITコンサルティングファームでSAP Basisの業務を行なっていますが、Basisに関する職務経験だけを高めたいのに、社内の超不毛な管理業務をしなくてはならない局面って山ほどあるんです。

会社を愛している人なら問題なくこなせますが、会社に帰属意識のない私のような人間には無理ですww

多くのSAP Basisコンサルタントの方がITコンサルティングファームSierに所属して、業務を行なっておられますが、自身が高めたい職務経験を満たす上では、フリーで案件業務のみに徹する方が市場価値を一気に高められるのではないか?と純粋に考えました。

SAP Basisの案件って、自分で探すの大変そうだろうなあと思っていたのですが、実際には、フリーエンジニア専門の求人サイトが存在し、こういう案件が自分で獲得できる時代になっています。

 

下記のサイトをご覧ください↓↓。

SAPの求人案件・仕事情報【フリーエンジニア支援のFUTURIZM】

 

以前、ブログでも述べましたが、SAPコンサルタントの中でもアプリ専門コンサルタントって、世界でもかなりの数が存在していますが、Basisは絶滅危惧種のため、案件の単価が圧倒的に異なります。

 

SAP ABAP関連の案件に関しては、最高でも80万くらいの案件となっておりますが、SAP Basisに関しては、最高で110万くらいの案件が普通に存在します。

このギャップって何だと思いますか??

これは圧倒的なリソースの希少性に帰すると思っています(Scarcityって言ったりします)

経済学を学んだ人ならわかると思いますが、労働市場において過剰供給が起きる場合には、均衡価格は低下し、過剰需要の場合には、均衡価格が上昇しますよね。つまり、Basisコンサルタントはめちゃくちゃ足りてないことが容易にわかります。

大学で経済学を学んでいたので、図にして見ましたww

下記がアプリコンサルタント労働市場を表した図です。

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下記がBasisコンサルタント労働市場を表した図です。

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 Basisコンサルタントは、グローバルでも圧倒的に労働供給が少ないため、賃金上昇傾向にあるのでしょう。SAPのクラウド化とSAP S/4 Hanaの登場により、今後3~5年がBasisバブルが続くと言われています。

今もし、SAPをやりたいという方がいらっしゃったら確実にアプリではなく、Basisから入ることをお勧めします。

 

2、メリット

では、次に、SAP Basisコンサルタントをフリーで行なった際のメリットデメリットについて考えます。

 

・会社に縛られない

 なんといっても、ここじゃないですかね。

 Basisに限らずですが、Basis専門でやっていきたいとか、キャリアのステップアップ

 のためにまずはBasisを極めたいとか、各々考えはあると思います。

 高いモチベーションを抱いて会社に入ったのはいいが、会社の管理業務に追われるな

 んてことありますよね。正直、私もこれのせいで、労働市場で求められているわけで

 もない管理スキルに時間を使ってしまっています。

 フリーで技術者として業務を受託する場合には、扱いとして、プロパーの社員とは別

 の扱いになると思われるので、このような管理業務を担当することはほぼないと考え

 てしかるべきだと思います。

 

・確実に給与が高い

 なんといってもこれですね。前節でも説明しましたが、SAP Basisコンサルタント

 給与水準はなかなか高いです。会社に所属している場合、マージンはかなり会社の方

 に搾取されるため、個人でプライムから給与をもらえるのは美味しいですよね!?

 

3、デメリット

・経費が割とかかる

 給与が高い一方で、個人事業主として活動すると経費ももちろん発生します。

 まずは、所得税ですね。個人の所得に比例しますので、会社に所属している時よりも

 多くの税金を納めなければなりません。

 さらに、SAPに限らずですが、パッケージ製品のアップグレード時には、新しい技術

 を習得する必要があります。今回のS/4 Hanaに関しても、大きなシステムの変更があ

 りましたね。このシステムの変更に関しては、SAPの場合数十万円のトレーニングの

 コストがかかります。フリーの場合、技術提供が主なロールとなるので、ここの支援

 は得られません。この支出も大きなコストになることは念頭に入れておく必要があり

 ます。

 

・福利厚生が良くない

 会社に所属している場合には、社会保険国民年金の支払い負担額が少なくて済みま

 すよね。これを個人で負担するとなると現在時点での支出になりますし、会社に所属

 している時に比べて未来にもらえる額が確実に少なくなるようです。

 

4、最後に(考察)

今回、この記事を書いていて主に2つ感じたのが、

(1) エンジニアの自由度の高さ

(2) 人材の取り合い

の2つです。

 

(1)に関しては、

まず、エンジニアの職業選択がかなり多様化していることに驚きました。

スキルさえあれば、どこでもどんな形でも自分のスタイルに合わせて働くことができるんだと思いました。WEBエンジニアならまだしも、企業のERPシステムのSAPコンサルタントでさえ、自由な選択ができるのには驚きました。

(2)に関しては、

紹介した求人にあるように、職務経験5年以内で、月単価100万もらえるとか普通に考えてこっち選びますよねww 職務経験5年って、私の会社なら600万前後くらいじゃないですかね!?(詳しく知らないけど..) 

そういう意味では、会社に所属してSAPをやるメリットってほぼなくね!?

って思うのは、私だけでしょうか??

会社も人材を確保するためにもっともっと金を積むか、ES(Employee Satisfaction)を高めるべきです。少なくとも、私は自分の会社に1ミリも愛着ないので、お金積んでほしいのが正直なところです..

 

何のためにフリーでやるかは個人の希望によるところであると思いますが、個人的には、フリーはありだと思っています。現在BPRのコンサルティングをやりたいと息巻いていますが、その先のキャリアに向けて、一個チャレンジをしたいなと思っています。

なので、1、2年でフリーで業務を受託するのも1つの選択肢だと思います。

ただ求人を見る限りBasis2、3年の経験でできる案件もあり、今の会社に所属しているよりも良い待遇で仕事ができることは確実です。

今回はBasisのフリー転身について書きましたが、

自分の名前で仕事をとる

ということはどなたでも目指すべきところであることは変わりないですよね。

この記事を読まれている皆さんもぜひ検討してほしいと思います。エンジニア経験8ヶ月の新人のくせに生意気ですが、こんな感じでしめさせてもらいます。

 

個人事業主として活動する際の具体的なところまで詰められませんでしたが、次回以降のとこで書いていこうと思っています。

では、次回以降もよろしくお願いします!!

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