SEとして海外で働きたい(①IT関連の学位について)

皆さん、こんにちはカズヤんです。

 

今日はIT分野で海外で働きたい人向けに、海外のIT関連の学位について説明します。特に社会人向けの大学院での学位について説明します。

 

皆さん、Master of Computer Science (以下、MSCS)と Master of Information Systems(MSIS)の違いって分かりますか?

 

ITのエンジニアとして、私はビジネスの学位(MBA)ではなく、とりわけITの学位を取得し、海外で就労したいと強く願っています。

と言うか、エンジニアの場合、関連分野の学位が無いとまあまあ就職きついのではないか?と思いますww

 

1、MSCSとMSISの違い

では、2つの違いを端的に説明しますと、

 

・Computer Science(以下、CS)・・・

  Whyを説明する学問分野

 

・Information Systems(以下、IS)・・・

  Howを説明する学問分野

 

と言うことです。わかるでしょうか?

 

CSは、コンピューター・プログラムがなぜある動作をするのかと言うことを、数学や工学的知見をベースに説明する学問ですので、システムエンジニアの中でもプログラマ向けの学問分野となります

 

一方でISは、ソフトウェアやハードウェアをどのように統合し、企業にとって効果的なシステム構築が可能となるかという点に焦点を当てた分野ですので、システムエンジニアの中でも、プロジェクマネージャーや、システムアーキテクト、もしくはITコンサルタント向けの学問分野となります。

 

ちなみに、私は30代以降はISのマスターを取得し、海外で就労したいと考えています。

 

そのため、今私が取り組んでいるSAP Basisの知識、語学力、プラスアカデミックな経歴を雇用主に証明する必要があります。30歳と言っていますので、出国するまでに7、8年の職歴がありますので、学歴を証明する必要はないかもしれません。しかし、日本だけでなく、グローバルな労働市場を鑑みた際には必ずこの分野での修士号が活きてくると思っています。

 

現在の、有名ITコンサルティング会社や、ITベンダーのグローバルの幹部はMBAを所有していますが、個人的にはこのMSISが今後は主流になると思っています。

 

2MSISのメリット

(1) MBAと異なり1年制コースが比較的多い

海外学位留学と聞くと、MBAの場合、フルタイム2年間が普通ですが、MSISの場合は、アメリカでも1年制コースが多々あります。多額の学費がかかることに変わりはありませんが、1年少ないというのはかなり大きいのではないでしょうか。さらに、パートタイムコースも沢山あります。国によりますが、もし7、8年の職歴があってすぐに永住権を取れるという人でしたら現地の永住ビザを取得し、現地人価格でパートタイムコースに通学する事で、キャリアをストップせず学位取得が可能になります。

 

(2)MBAよりも敷居が低いが、有名大学学位が取得できる! 

MSISはMBAと同様にマネジメントの学位のため、ビジネススクールが学位を提供することが多いです。そのため、MBA同様に学部時代の成績が、そこまで重視されない学校も存在します。多くの日本人は学部時代のGPAが低く留学する上でネックになると言う人がいますが、これならすぐにアプライできるのではないでしょうか?

 

(3)実践的なカリキュラム構成

MSISは、自身が業務の中で経験したことがない分野について深く学ぶ環境が整っています。

私は、新人研修時代にインフラ部門に配属が決まっていたので、インフラに特化した研修を受けていました。そのため、アプリ分野の内容をいまいち知りません笑笑

もし、ITコンサルタントをやりたいとなったら、自身の担当していた分野だけでは知識不足かと思います。今IT業界で求められているのは、一つの分野に精通したスペシャリストだけでなく、幅広い業務知識と、専門分野を持つフルスタックエンジニアです。

キャリアアップのための学位取得ならばかなり大きなリターンを得られるのではないでしょうか!?

 

 

3MSISの海外ランキング

MSISに関しては、ここ最近急激に注目され、多くの名門教育機関が学位提供に踏み切っています。下記が世界ランキングです(リソース不足のため、今回は北米ランキングを引用)

 

1st    Master of Information Management and Systems
           University of California, Berkeley -School of Information 

まあ、さすがのUCバークレーですね、本コースの概要をHPで確認しましたが、とても実践的です。2年間のコースで、2年次に実践演習があり、企業向けのアプリ開発を実際に行ったりします。インフラ出身の私のような人間でも、もしくは、開発未経験の人にとってもとても良い経験が得られると思います。

 

2nd  MBA in Management Information Systems
       Purdue University - Krannert School of Management

パデュー大学MBAは豊田章雄が通ったビジネススクールとしても有名ですね。この大学は宇宙工学でMITに並び世界トップクラスに位置し、CSの分野でもTOP20と言われており、全体的にScienceに強い大学となっています。

 

3rd  Cornell Tech MBA
       Cornell University

アメリカのアイビーリーグの一角コーネル大学です。このコースも1年制のコースとなっており、このコースと関連するコースでは、MBA、MCSなど多くの優秀な学生とのコネクションが期待できます。ビジネススクールの中にあるコースといことで、システム関連だけでなく、IT戦略、データサイエンスなどホットな分野まで幅広く履修できるのが魅力です!!

 

4th  MISM Information Systems Management
       Carnegie Mellon University Heinz College

アメリカの名門工科大学の1つですね。CSでは世界トップクラスの大学です。カーネギーメロン大学では、CSだけでなく、ISの分野でもマスターの学位を提供しており、テクキャリアを考える上では欠かせません。本大学のアラムナイはシリコンバレーの有名IT企業に就職するため、優秀なアラムナイとコネクションを繋ぎたいなら絶対オススメです!!

 

5th  MSc in Business Administration, Management Information System Specialization
       University of British Columbia Sander School of Business 

UBCはカナダの最高峰の大学の1つです。大変教育水準が高く、Top5の中でも最も学費が安いことも強みの1つだと思っています。(コースの特徴1つ)

もし、カナダで就労ビザの取得を考えている場合には、UBCでの学位取得はカナダ国内でcompetitiveになるだろうと思います。個人的はすごいおすすめです!!

 

私の知っている限り、英国(UCL)や豪州(University of Melbourne)の有名大学も類似した学位を提供しておりますので、

「アメリカだけが留学じゃないよ!」

と思われる方はそちらも検討してみてください。

 

以下リンク参照) 

http://www.best-masters.com/ranking-master-information-systems-management-in-north-america.html

 

 

4、日本におけるMSIS

MSISは現在、日本で取得できる教育機関がわずかしか存在しないのが現状です。私の知っている限り、産業技術大学院大学のみが本学位の提供をしています。

 

リンク参照)

情報アーキテクチャ専攻|産業技術大学院大学

 

この教育機関は、首都大学東京の関連機関であるため、とても素晴らしい大学です。講義に関しても、週日働いている社会人向けに、2年以上の在籍を認めたり、1講座の期間も2ヶ月程度ととてもフレキシブルです。

 

以上、IT分野の学位ということで、MSISを紹介いたしました。実は私も気になっているだけで、まだ取得はしていません。(取得は確実にするつもりでいますがww)

 

5、終わりに

以上、IT関連の学位ということでMSISという学位について説明しました!!

皆さん、いかがでしたでしょうか!?

 

ちなみに、私は個人的に注目している学位であって私自身がこの学位の取得を既にしているわけではありません。なので、私の情報を元に皆さんがさらに多くの情報を吸収していただけましたら幸いです!! 

では、今後とも宜しくお願いします!!

 

 

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